死にたが凛+
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??????????????? 2014年12月04日 Aの魔法 トラックバック:0コメント:0

 寒い季節になった。街は忙しく人々は流れるように冬への準備を始めている。
ぱらぱらと降り注ぎ始める雪は、建物の屋根から滴り落ち、雫となり地面を濡らした。
日に日に増す寒さは人々を檻に閉じ込める。1週間もすれば吹雪が吹き、地面は凍る。
 最近まで慌ただしかった街は氷の世界かのように静かになり、空は見えなくなった。
人々の蓄えは多くなく、冬を越せない人間もいれば、外に放り出されたまま朽ち果てる人間もいる。
昼間でも太陽が無く、街中に設置された灯が代わりに人々を照らす。
 夜間に外出すると数分で凍え死ぬ。
 しかし、それを利用し罪を犯す人間も少なくはない。
憎い者を外に追い出し、凍てつくまで放置する人間や、赤の他人の家屋を荒らし窃盗をする者がいる。
それは基本的に魔法を使う人間が多く、逆に言えば魔法を使えぬものは夜間に外出など不可能だ。
魔法は人に力を与える。暖かい力が身を解す。その暖かさを利用し人を殺したり罪を犯すものは罰当たりだ。
もちろん、そういう者が公に出ればすぐに憲兵に捕まる。
 外出しても凍えずに済む魔法は火のエンチャントと言われていて、体の一部に火を宿すことができる。
これは他人にもかけることができて、基本的に体に害はないが、魔法をうまく使いこなせない者が他人にかけると
死に至る可能性もある。ただ、体の一部にかけるということは魔法の力が弱いということ。そうそう死ぬことはない。
この魔法を全身にかけることで冬の夜間でも出歩くことができるようになる。もちろん疲弊しなければいつまでもかけていられる。
 
 その日は一人の盗賊は火の魔法を使い外を出歩くことになっていた。
「さすがにさむいな。昼間だが夜のように暗い。なあ。」
誰かと話しているかのようにそう呟くと、ローブを羽織った男は街の中に紛れて行った。
この寒い中でも多少人が多い。ほとんどは厚着を羽織った人々ばかりで魔法を使っているものは少なかった。
「お、アレンさん。また魔法使って歩いてるのか。」べじたぶると書かれた看板を掲げた店のオヤジが話しかけて来た。
「ああ。」アレンは適当な返事で足を止めなかった。
「そんな魔法使ってっとまた盗賊に間違えられて憲兵に捕まるぞ。」
「…俺も盗賊みたいなもんだよ。」
「はは。そうかもな。」
親父の薄ら笑いを背にアレンは立ち止まる。
「そうだオヤジ。ジャガイモあるか?」
「あるぞ。」
「10個くらい貰おう。」小銭袋をアレンは取り出す。
「魔法植物以外の物に興味を示すとは、珍しいなあ、アレンさん。」
「頭の中でうるさくてな。シチュー作れってさ。」
「あーあの小娘か。」オヤジは顔をしかめる。
「悪いな。」
アレンはジャガイモをもらったあと、オヤジの前からすぐに姿を消した。

 アレンはそっと扉を開けた。
「起きているか。」アレンは火のエンチャントを解きながらそう言った。
「ね、眠る時間でもないよ」相手は本の文字を目で追い続けている。
「たしかにな。」
 そう会話を交わすと、アレンは喋らなくなった。
「・・・。」
部屋は若干薄暗く、本を読むには暗すぎるくらいで相手は本を閉じた。
「何しに来たんですか?」
「・・・。」
「アレンさん」
「・・・。」
「アレンさん?」
「・・・。」
「ね、寝てる・・・。」
「・・・。」
 アレンは昨日からずっと起きていたらしく、昼過ぎのこの時間では寝てしまうのは当たり前だった。
「まったく、人の家に上がっておきながら・・・。」
そう言うと相手はダークシロップと書かれた本を置き、立ち上がった。
毛布を箪笥の中から取り出し、アレンにかける。手に握られたジャガイモを見て疑問を感じつつ手に取った。
「ジャガイモ・・・」
「シチューが食べたいのよ!!」
「う、うわっ」
突然聞こえて来た声に驚いてしまった。眠っているはずのアレンは目を覚ましていた。
「な、なんだアレナさんかあ」
「あら。」
アレンさんではなくアレナさんに入れ替わっていた。彼らは体内で共存していて、何時でも入れ替わることができた。
「なんか、クオレのこと家に招くつもりだったみたいよ。」
「えっ」
「だけど、寝ちゃったわね。どうする?寝てるうちに行っちゃう?」
「・・・」クオレは黙り込む。
「どうしたの?」
「いや、僕がアレンさんの家にお邪魔しても・・・」
「アレンが誘いたいんだから、それ自体に意味があるでしょ!」
「は、はい、行きます!」

アレンの住んでる家のような何か。
 「シチューってどうやって作るのよ。」
アレナはジャガイモを包丁で粉々にしながら、クオレに問いかけた。
「あのう・・・ジャガイモを砕かないでください。」
「あら、違った?」ジャガイモは魔法の力で元の形に戻って行った。
「凄いですね、アレナさんの魔法は」
「そうかしら」
アレナはをそういうと頭に手を当て始めた。
「先に僕が材料を切ったりしておきますね。」
「あ、うん」
そしてアレナは椅子に座った。


「見つけたわ、アレンがシチューを作ってるとこの記憶。」
そういうと立ち上がったが鍋は既に火を通してあり、既に何かを煮込んでいる状態だった。
「あの・・・。」
アレナは口ごもった後再び座った。
「ごめんなさい、作っちゃいました。」
「あ、いいのよ。どうせ私じゃなくてアレンが作るだけだったし手間が省けたわ。」
「う」
「いや、嫌味じゃないわよ!大丈夫だから!」
「は、はい」

「そういえば、アレンってば私の意識を外側に放り出す技術を見つけたみたいなのよ。」
「え、それって」
「私たち、分離できるようになったみたい。」
アレナが親指を立てて背の方に向けた。
「だからね、今はあっちの部屋で寝かせてあるわ。」
「え、凄いですね。でもそれって左目の呪いはとけちゃったんですか?」
クオレは左の黒い眼はアクセントだったしかっこよかったのでそこがちょっと心配だった。
「呪いは解けてないのよ。」
「あれ、違うんですか」
「私たちが分離できるのは家の中にいる時だけよ。」
「な、なるほど」

「おいアレナ」
「あ、起きた」
「お前なにやってんだよ。何作ってんだ」
「私じゃないから安心しなさいよ。」
「ぼ、僕が作りました。」
アレンは頭をかきながらぼーっとクオレを見つめた。
「ん?」
「ど、どうかしましたか?」
「俺の家か」
「は、はい」
「心のなかかとおもった」
「は、はあ」 続きを読む
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わさびちゃんメモ用紙+リプライ用語 2014年10月15日 わさびちゃん日記 トラックバック:0コメント:0


わさびちゃんさんのプロフィール
性別は女の子。
年齢は・・・ここだけのお話、お酒を飲めます。でもでも、まだまだ若い方です。
お誕生日は4月25日。

お食事処で天ぷらを運ぶお仕事をしてます。
ちなみに自分で揚げ物を作ることはできません。
好きな食べ物はお豆腐になりました。わさび、と言いたいところですが
わさび醤油を乗せて食べるお豆腐はとてもおいしいのです。

わさびちゃんは立派なお家で一人暮らしです。
でもでも、一人暮らしとはいえ実は他に居候がたくさんいます。
その代表としてりんごという妖精のような娘がいて、家事や庭の手入れをしていて、暮らしは苦労しません。
それから、わさびちゃんが一生懸命育てているわさびは水わさびです。
裏話としては、かっこいい男の人に目がありません。とっても面食いです。


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わさびちゃん 2014年10月04日 適当 トラックバック:0コメント:0


 今日は晴天。とてもとても晴れやかな空で、雲なんて一つもない!
「ん~こういう日は外でバドミントンでもしましょー。」
わさびちゃんはそう言いながらラケットをこたつの中から取り出した。
 今は夏で、とーっても暑いのだが年がら年中こたつが今に出ていて夏でもぬくぬくとこたつに入っている。もちろん暑いので電源は入れていないけれど。
 玄関に置いてあるナスの置物は一見風流に見えるが、これも夏だけに置いてあるわけではなく、寒い冬でも余裕で置いてあるのがわさび家だ。
 玄関から出ると目立つように松の木が植えてある。この松の木はりんごちゃんが管理していて、針のようにとがった葉はのお手入れは一枚一枚を毎日手入れしている。だけど、わさびちゃんはその苦労も知らず
「松の木さん!今日も元気かな!!こんなきれいに育つなんて思ってなかった!毎日水やりしてたかいがありました!」
なんて言っている。ちなみにわさびちゃんの水やりは週に1回やればいい方だったり。
 石の塀に囲まれた家で結構立派な建物だけど、建物の手入れは全部りんごちゃんがやっているし、わさびちゃんがやっているのは自分の部屋のお掃除くらい。
「というわけで公園にやってまいりました!りんごちゃんにシューーーーート!!」
「……!」
わさびちゃんの猛攻はバドミントンのシャトルはりんごちゃんの頭に直撃。堪らずりんごちゃんはしゃがみこんだ。

わさびちゃんってこんなウザいキャラなの?
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